現代のビジネス環境では、外出先からでも会社の代表番号を利用した高品質な通話が求められています。このニーズに応えるのが「クラウドPBXエリア」の仕組みです。本記事では、発信通話を中心に、その仕組みと活用方法について詳しく解説します。
音声通話には発信通話と着信通話があるので分けて説明していきます。
着信については「通話品質がいいスマートフォン内線化 フォローミー着信」のページで紹介しています。
発信通話「公私区分 発信通話」
公私区分 発信通話とは
公私区分 発信通話は、スマートフォンから会社の代表番号を発信者番号として通知しながら、携帯電話網を活用して通話する仕組みです。IP網を使用しないため、携帯電話品質の高い音声通話が可能となります。
特徴
- 高品質な通話:携帯電話網を利用するため、通話の途切れや音質の劣化を防ぎます。
- 会社番号の通知:外出先からでも、会社の電話番号を通知して発信可能。相手先には、企業としての信頼性を保った連絡が可能です。
- 費用負担の明確化:通話料は「クラウドPBXエリア」の契約者に課金され、個人の携帯電話への料金請求は発生しません。
発信通話の方法
公私区分を活用した発信通話は、以下の手順で行います:
- プレフィックス番号の入力
スマートフォンで相手先電話番号をダイヤルする際に、プレフィックス番号「0091-20-91」を付加します。
かけ方:0091-20-91-相手先電話番号(市外局番から入力) - 会社番号の通知
発信時に登録された会社の代表番号が相手先に通知されます。これにより、外出先でも会社の電話番号でビジネス対応が可能です。 - 携帯電話網での通話
IP網を介さず、携帯電話網を利用することで、安定した通話品質を確保します。
公私区分 発信通話の仕組み
- スマートフォンで「0091-20-91+相手先番号」で「クラウドPBXエリア」からの発信になります。
- 「クラウドPBXエリア」の設定に基づき、会社の代表番号が発信者番号として通知されます。
- 通話は携帯電話網を通じて行われ、IP網のパケットは使用されません。
これにより、外出先でも携帯電話品質で重要な通話が可能となり、途切れる心配もありません。
登録可能な番号の条件
- 登録できる番号は、音声通話できる携帯電話番号です。 (既に0091-20-91サービスで登録された携帯電話番号は登録できません)
- 「クラウドPBXエリア」の各ユーザーが登録できる電話番号は1つです。
- 「クラウドPBXエリア」のWeb管理画面の設定はこちら
活用メリット
- ビジネスイメージの維持:代表番号等の会社番号からの発信により、信頼性の高い連絡が可能。
- 快適な通話環境:携帯電話品質の安定した音声通話で、ストレスフリーなコミュニケーションを実現。
- 費用管理の簡略化:通話料は会社で一元管理され、社員個人への負担はありません。
「クラウドPBXエリア」を活用することで、スマートフォンを内線化し、外出先でもオフィスと同じ通話環境を実現することができます。これにより、ビジネスシーンでの効率的かつ信頼性の高いコミュニケーションが可能となります。